ロト6

抽選結果

ロト6

レビュー

 今年中にも1000回目の抽せんを迎えようとするロト6。これだけデータが揃うと、今まで見えてこなかった傾向が分かるようになる。例えば、キャリーオーバーした時とそうでない時の出目を比較してみる。数字を昇順に並べたグラフでは、キャリーした時の出目頻度は右肩上がりになり、1等が出てしまった時のグラフはどちらかといえば右肩下がりになった。これはなぜか?

 答えは簡単だ。ロト6の出目は毎回ランダムに出るのに対して、それを選ぶ人間の方にある一定の傾向がうかがえるからだ。マークシートを目の前にした時、普通は小さな数字からマークしていく。すると大きな数字に到達する前に6個を選び終えてしまい、結果30番台後半以降がマークできなかった、となる。それ以外にも、記念日絡みの選び方で「31」以下の選択ということもあるだろう。

 理論的には、12億円の売り上げがあり且つ重複出目がなければ必ず1等が出るロト6だ。前回は14億円台半ばの売り上げがありながらも、「39」「43」の大きな数字が出てキャリーした。奇しくもこの2つの数字は最もキャリーオーバーに貢献する数字でもあったのだ。

 さて、久々のキャリーで2億円超のチャンス。今回のセット球は本命Aセットが選択された。新球(第2)では33回も使用され「10」が11回出ている。前回のAセット出目は「08」「11」「15」「17」「26」「43」ボ「32」。ここ最近のAセットは3回連続で1等「該当なし」になっている。

1個目は「39」・緑
 それ来た。前回から連発。セットでは5回目。
2個目は「36」・赤
 3回ぶり。セットではやっと2回目の摘出。
3個目は「05」・青
 8回ぶり。セット4回目。
4個目は「19」・青
 11回ぶりとご無沙汰。セットでは6回目。
5個目は「43」・赤
 なんとこれも連発。セットでも連発して4回目。
6個目は「26」・青
 10回ぶりとややご無沙汰。これもセット連発で6回目。連発2個で前回と似たような出目になった。
ボーナスは「09」・黄
 本数字3回待ち。セットでは6回出ている。

 気象条件は「低気温」「低湿度」「中気圧」の条件に。この条件に合致したのは「05」「39」。「39」は低気温で単独トップ。自己対比では「43」も合致していた。

 出目全般では、「39」「43」の連発と相まって前回と似通った出目。連続数字にもならず、全桁が出たある意味バランス出目である。この出目に4個一致した過去出目は5回もあり、第228回・第232回・第378回・第868回・第921回と一致。その中でも「43」が出た3回は1等「該当なし」になっていた。

 キャリーを受け、売り上げは16億円台後半まで上昇。1等が出る基準を大幅に上回る販売額だが、正確にいえば229万3998口がオーバー。結果、やはり「39」「43」の出目が効いたか、この売り上げをもってしても1等は「該当なし」となり、昨年末以来の連続キャリーオーバーとなった。

 キャリーオーバーに絡むトップ3は「37」「39」「43」だ。反対に最も絡まないのは「03」になっている。ではキャリーしない時のトップ3といえば「10」「12」「14」の10番台偶数。さあ、次回は滅多にない正真正銘の4億円チャンスである。出る出目にもよるが、もし1等を独り占めしたいのなら、マークシートを逆さまにしてから選ぶ、なんてのもアリかも?