ロト6

抽選結果

ロト6

レビュー

 4月から発売されるロト7。正式発表されるまでは噂や憶測ばかりが飛び交っていたが、発売3ヶ月前の公告義務も、それは広く一般に知らしめるためではなく、”宝くじを売る側”の関係者のみへの告知であったのだ。

 例えば東京都では、12月28日付の公報で「ロト7」の発売委託をしていた。つまり「3ヶ月前までの公告義務」は果たしていたのである。どうりでフツウの一般人では官報やら公報なんて見ないからな〜。当然この公告から受託するのは”みずほ銀行”となる。

 公報によると、第1回から第56回までのロト7の発売を委託していて、1回の売り上げを21億4,200万円と想定、1口300円だから口数にすると714万口となる計算だ。ロト7の発売前までは、ミニロトで6億3,300万円、ロト6で25億5,900万円、合わせて31億9,200万円としていた公報の予定販売総額。それがロト7発売後には、ミニロトで約1億円減、ロト6で約6億円減を想定しているところが興味深い。

 確かにカニバリゼーション(共食い)の影響で、現行の数字選択式宝くじの販売額は多少は下がるだろう。でも、ロト7が金曜日だけの週1回抽せんだからといって、はたして平均で21億もの売り上げを上げられるのだろうか?ミニロト・ロト6の減額分を考慮しても、純増で14億5,000万円は期待し過ぎじゃないかと思うが...

 ただこの試算には侮れないところがある。ロト7を発売する前のロト6販売額を、想定で25億5,900万円としていたところだ。丸1年週2回抽せんだった2012年の実績は平均で25億2000万円だった。従って実績に近い試算となっていることから、上記のような計算もあながち当てずっぽうでもないのかも知れない。

 さて、1回に20億円以上の売り上げもそろそろ見納め?キャリーしないロト6じゃ、ほっといても20億を下回りそうだけどね。今回選択されたセット球はなんと5回前の大阪で選ばれたJセットだった。但し、東京の新球(第2)としては第727回以来で15回ぶり。新球(第2)の前回Jセット出目は「03」「24」「26」「27」「39」「41」ボ「04」。前年ながら新球(第2)でのJセットでは1等「該当なし」は出ておらず、今回も期待薄?かも...

1個目は「12」・紺
 7回ぶりの出現。Jセットでは3回目でトップタイに。
2個目は「35」・緑
 10回ぶりとややご無沙汰。セットでは2回目の摘出。
3個目は「14」・緑
 4回ぶり。セットでは2回目の摘出。
4個目は「22」・べ
 4回ぶり。これもセットで2回目の摘出。
5個目は「02」・黄
 6回ぶり。これまたセットで2回目の摘出。
6個目は「13」・青
 3回ぶり。セット2回目。「12」「13」「14」の3連続数字になった。
ボーナスは「04」・紫
 本数字18回待ち。セットで本数字未出現だが、ボーナスでは連発して3回目の摘出だった。

 気象条件は「低気温」「低湿度」「高気圧」の条件に。昨日は東京でも夏日になった地域もあったのに、今日は一転して冬に逆戻り。この条件に出る側で合致したのは「14」「22」。反対にこの条件では今まで出にくかったのが「02」「12」「13」。中でも「12」は低湿度で初出現だった。

 出目全般では、「12」「13」「14」の3連続数字になった事。3連続は第725回以来で17回ぶり。でも、その間に4連続数字になった回もあったがね。3連続になったのは全回数でも47組で、成功率は6.3%だ。2連続する成功率が56%だから、どこかで3連続を選んでピシャリと決めるのは容易ではない。

 3連続数字になったものの全体的には今回もバランス出目。この結果1等は5口も出てしまい、16回連続でキャリー無しの記録更新と悪い流れが続く。もしかして、これは「ロト6じゃキャリーしないから、皆さんロト7に期待しましょうねー」という演出じゃないの?と勘繰ってしまいそうだ。

 数回前のレビューで、一般向けに宣伝されていないので「ロト7」の発売はもう少し先になるのでは?という記事を出した。お恥ずかしい話だが、公告とは「官報や公報で行うだけ」という事実をまったく知らなかった。実名こそ出さなかったが、”ガセネタ”呼ばわりしてしまった週刊誌には大変な迷惑をかけてしまった。ここに改めてお詫び申し上げます。