ロト6

抽選結果

ロト6

レビュー

 政府の事業仕分けで無駄が多いとの批判を受け、全国自治宝くじ事務協議会は去年の暮れに、平成23年度の宝くじ事業の見直し案を発表した。
 協議会は具体的な還元策として、年末ジャンボの1等賞金を4億〜5億円にすることや、ドリームジャンボの賞金100万円の本数を増やすことを検討、所管する総務省と協議を進めることになっている。
 宝くじファンにとっては大いに結構なことだが、その他の見直し事項として、 ロト6の抽せんを週2回化することも検討するのだという。
 ロト6の売り上げは平成18年をピークに減少傾向にある。当然、売り上げ増進策として週2回化という案が浮かんだのだろうが、ロト6ファンのパイは限られているのに、抽せんを週2回にしたところで売り上げが倍増するとは到底思えない。逆に1回の売り上げが下がってしまって、仮に今までと同じ配分ならば1等の受け取る賞金までが下がってしまいかねない。だとすればロト6の魅力そのものが薄らいでしまわないかと思われるが如何だろうか。
 さて、今回のロト6。選択されたセット球は一番人気のAセット。新球では「28」が最も出ていて、「17」「33」がそれを追う格好、最も出ていないのが「38」の1回という状況のセットだ。
 今回の出目は、「42」以外はこのセットで出やすい数字が摘出された。「33」が出てトップの「28」に追いついた直後に、そうはさせじと「28」が出現してトップの座を死守した。最近のAセットでは「23」がよく出るが、今回の出現で同セット3連発となった。また、前回同セットでボーナスだった「37」も本数字で連発した。
 気象条件では、一応の条件合致が「23」のみだったが、この数字は「中気温」でもっと出現する数字だ。反対に今回の条件にまったく合っていなかったのが「37」だった。「42」は気圧だけで比較すると「中気圧」ではよく出るが「低気圧」では殆ど出なくなる数字だった。
  出目全般では、「33」が3連発、「37」は15回ぶり、「42」は14回ぶりの出現。特筆すべきは本数字合計値が198と、ロト6史上最高値を更新したことだ。ちなみに合計値が1つ少ない197は第25回・第243回だった。
 この偏った出目をもってしても1等は先週と同じく4口も出た。ただ1等以外はこの合計値もあってか、先週と比べると軒並み低い当せん口数になった。
 売り上げは先週と同じく40億円割れ。週2回抽せんよりも、宝くじ関連法の見直しで、賞金上限の緩和やキャリーオーバー上限撤廃の方が、余程売り上げ増に繋がるというもの。