ロト7 第4回

 12億円程の売り上げがあれば理論的に1等が出る計算のロト6。昨日の第755回ロト6レビューでは、実際にはそれ以上の売り上げがあるためにロト6ではなかなかキャリーしない事をお伝えした。

 ロト7で1等が出る確率は1029万5472分の1であり、理論的には一つも重複する組み合わせがなく、30億8864万1600円売れさえすれば必ず1等が出る計算になる。

 第3回ロト7の売り上げは28億8千万円まで達したものの、1等は出ずに連続キャリー。改めてロト7で1等を当てることの難しさを痛感した。

 そして今回は初の8億円の可能性が出てきたことで相当な売り上げが期待されたが、蓋を開けてみたら30億円チョイと前回から1億2千万円程度しかアップしていない。――― よしよし、実はこれで良いのだ!

 今回選択されたセット球はCセット。昨日のロト6でもCセットだったが、先週もロト6でGセット➝ロト7Gセットと選ばれていた。勿論ロト7では初使用であり、ロト6のCセットとは全くの別物である。さて、初選択でどんな出目を出すのか...

1個目は「28」・黄
 第1回に出ていた数字で3回ぶりの出現。
2個目は「22」・べ
 ロト7では初出現数字。
3個目は「13」・赤
 ロト7の本数字で初の赤球が出た。これもロト7では初出現数字だ。
4個目は「29」・べ
 2回ぶりの出現。「28」「29」と連続数字に。
5個目は「24」・青
 これも2回ぶりの出現。ロト6では低迷数字である。
6個目は「12」・紫
 3回ぶりで2回目。今度は「12」「13」と連続した。
7個目は「23」・緑
 前回から連発してロト7では3回出現で単独トップに。これで「22」「23」「24」と3連続数字。
ボーナス1個目は「02」・緑
 前回の本数字出目から連発。
ボーナス2個目は「14」・黄
 なんとこれも前回の本数字出目で連発。

 出目全般としては、10番台2個と20番台が5個も出た変則的な出目。また、すべての本数字が2個ないし3個で連続数字を成した。前回出目に「11」「14」と2つおき数字が出ていて、今回はその間を埋める連続数字「12」「13」と出たのが面白い。

 この結果、1等は「該当なし」になり、2等~6等までの100円未満切捨て金約1900万円と合わせて10億5千万円ものキャリーオーバーが発生した。

 ビックキャリー中における今回の売り上げは妥当と考える。30億円程度の売り上げでは1等が出るか出ないかの瀬戸際だ。たとえ1口出たとしても再キャリーして、ロト7では長い期間でキャリーオーバーが続く事が可能となる。

 その前例としてスポーツ振興くじのBIGがある。現在では50~60億円ものキャリーオーバーがストックされているにもかかわらず、1回の売り上げが15億円前後で推移しており、BIGではおよそ14億円で1等が出るか出ないかの計算になるからだ。

 たまには2口以上出てキャリー消滅なんて事もあるだろう。でもこれ位の売り上げが続くことによって、何時かはBIGのように数十億のキャリーがストックされ、2~3口出たぐらいではビクともしない超ビックキャリーに成り得るはずである。

ロト6 第755回

 キャリーオーバーすることが魅力のロト6。キャリーした分だけ期待値は上がり、1等の上限も4億円に達することから、キャリーで迎えた抽せん回では当然のように売り上げもアップする。

 ロト6が週2回抽せんになった事で1回の売り上げは半減してしまったが、その分購入口数も半減するわけで、キャリーオーバーする回数は倍増するはずだった。ところが、週2回抽せん以降のキャリーオーバーする率は週1回時と大差のない30%程度で推移している。

 ロト6において全ての出目を出す組合せは6,096,454通りである。仮にすべての出目が違ったとすると、12億1,929万800円の売り上げがあれば1等が出てしまう事になる。ロト7が始まってからは、通常時で19億円前後まで売り上げが落ち込んだものの、1等を出すためには十分な販売額と言える。

 従って、通常時でさえ1等が出てしまう売り上げであるところに、キャリーすれば更に売り上げがアップして、よほど偏った出目でも出ない限り、1等が出てしまう公算が大きい。

 これはジレンマでもある。売り上げが多ければ1等が出てしまう可能性が高くなり、逆に低ければキャリーしたとしても少額キャリーになってしまい、ロト6の謳い文句である”4億円のチャンス”は有名無実化してしまうからだ。う~ん、困ったもんだね。

 さて、1億6千万円弱のビックキャリー?で迎えた今回。果たして1等4億円になるためにはいくら位の売り上げが必要なのか?今回の売り上げは23億1,953万円である。セット球は本命予想のCセットが選択された。新球(第2)では10回使用され、「33」「40」が4回出現している。前回のCセット出目は「02」「05」「12」「14」「30」「42」ボ「03」で、1等は2口出ていた。

1個目は「10」・青
 9回ぶりの出現。Cセットでは初摘出だった。
2個目は「29」・べ
 これも9回ぶり。セットでは2回目の摘出だ。
3個目は「39」・紺
 前回から連発。セットでは3回目の摘出。
4個目は「16」・緑
 これも前回から連発した。セットでは2回目の摘出。
5個目は「25」・紺
 4回ぶり。セットでは初摘出だった。
6個目は「20」・赤
 2回ぶり。セットでは3回目。今回は20番台が3個出た。
ボーナスは「02」・緑
 本数字2回待ち。セットでは本数字で1回出ている。

 気象条件は「中気温」「低湿度」「低気圧」の条件に。この条件に出る側で完全合致したのは「29」のみ。反対にこの条件で最も出にくいのが「25」だった。今回の出目では、「10」が中気温で、「29」が低気圧で、「39」が低湿度でと、それぞれダントツの出現数を誇っていっる。

 出目全般では、10番台2個・20番台3個・30番台1個で、全体的にはバランス出目になった。「16」「39」が前回からの連発。また、この出目に4個一致した過去出目は2回あった。

 この結果、1等は1口のみで賞金は3億5,743万円。まあ、これでも十分に高額当せんであるけれど、上限の4億円になるためには、5等が30万口と仮定すると、今回は27億7,900万円が必要だった。あと4億6千万円足りない。でもそこまで売れると、今度は1等が2口以上出てしまったりしてね...

ロト6 第754回

 宝くじの当せん金率は、法律によって「5割に相当する額を超えてはならない」という事になっていて、ロト6やロト7の場合、総売り上げの55%が最初から控除され、残りの45%が賞金として還元される仕組みになっている。

 よく「日本の宝くじは還元率が低すぎる」とかいう論調を耳にするが、諸外国のくじと比較してみても国際的には標準であり、米国などでも課税後の実質的な当せん金率は、全国平均で約45%と我が国と同程度である。

 では、日本の公営競技と比較するとどうか?公営競技の払戻率は概ね75%となっていて、一見すると還元率いいじゃん?となるけれど、こちらは当せん金に税金がかかり、実質的には58%半ばの還元率となってしまう。また、同じ日に何度もレースがあり、前のレースの払戻金が次のレースに充てられている事が多いため、単純に一回あたりの当せん金率のみを比較するのはナンセンスだ。

 ロト6やロト7にはキャリーオーバー制があり、1等が出なかった場合は、次回にその当せん金が繰り越される。そしてキャリーしている時に1等が出ると一気に還元率がアップするわけだ。因みに、ロト6で最も還元率が高かったのが第722回と最近にあって、実に57.517%も払い戻されていた。

 従ってキャリーさえすれば通常時よりは絶対にお得になる。実際、ロトファンの中には「キャリーした時にだけ買う」という便乗派も多く存在する。ただし、お得だから買うと言うよりは、賞金上限が倍になった事での「射幸心に煽られて」の買いだと思うがね。

 さて、次回8億円長者が誕生するかも?のロト7に負けず、ロト6でも僅かながらもキャリーして「射幸心煽ってー!」って感じ。で、今回選ばれたセット球は本命のFセット。新球(第2)では8回使用され、「10」「13」「20」「26」「27」「33」「35」が横並びで3回出現。前回のFセット出目は「03」「04」「08」「10」「14」「37」ボ「32」で、「10」が連発中だ。

1個目は「41」・黄
 のっけから40番台。16回ぶりとご無沙汰で、セット初摘出。
2個目は「39」・緑
 4回ぶり。これも大きな数字でセット初摘出。
3個目は「35」・赤
 7回ぶり。大きな数字が続くね。セット4回目で跳び抜けた。
4個目は「27」・黄
 6回ぶり。「35」に負けじと4回目。旧Fセットでは最も出ていた数字である。
5個目は「16」・紺
 3回ぶり。ようやく小さ目な数字が出た。セット初摘出。
6個目は「33」・べ
 9回ぶり。3個目の30番台。これもセット4回目でトップ維持。
ボーナスは「42」・赤
 本数字10回待ち。Fセットでは本数字未出現だ。

 昨日の冷たい雨は何だったの?から一転、今日の気象条件は「中気温」「低湿度」「高気圧」の条件に。今回の出目でこの条件に合致したのは「33」「39」。最も合っていなかったのが「41」。低湿度の条件では「39」が最も出る数字であり、それを「27」が追っている状況。

 出目全般では、30番台3個と40番台1個で、大きな出目に偏った変則出目。本数字合計値は歴代12位の大きさにまでに至った。また、この出目に4個一致した過去出目はなかった。

 8億円のチャンスで盛り上がるロト7。その陰で売り上げがどうなるか心配していたが、4千万円程度の下げで済んで一安心。この結果1等は「該当なし」になり、初のロト6とロト7でのダブルキャリーオーバーが発生した。億万長者はロト7だけじゃないのよ、玄人はロト6のご購入もお忘れなく...

TOP

ロゴ

ロゴ Copyright (C) 2025 ロト6★ロト7 当たり屋 All Rights Reserved.