ロト7の1等は最高で8億円。その内訳は、賞金総額の28.780%+キャリーオーバー+各等級100円未満の切捨て金合計額。中でも8億円に達するために最も重要なのが、潤沢なキャリーオーバーである。
ところが最近のロト7は、肝心のキャリーオーバーにならない状態が続いている。つまり毎回1等が出てしまっているのだ。その結果を受けて売り上げも減少傾向とあって、まさに負のスパイラルに陥っている。
そうなると羨ましく思えるのがスポーツ振興くじのtotoBIGだ。現在ストックされているキャリー額は80億円にものぼり、1等が出たとしても必ず6億円が約束されている。BIGでは既に6億円長者を200人以上も輩出しているのだ。
ただ、数字選択式のロト7とは異なり、BIGは自分で数字を選ぶことができないクイックピック制だ。当たる当たらないは完全に運任せ、攻略法も何もない。
ロト7は理論的に30億円の売り上げがないと1等が出ないはずなんだが、その3分の2ぐらいで1等が出てしまっている事実は、もしかして”ロト7は既に攻略されている”って事か?たった15回しか抽せんしてないのに?…
さて、今回のセット球はDセットが選択された。第10回以来で東京では2回目の使用、第9回もDセットだったが、こちらは大阪セットであり全くの別物だ。前回のDセット出目は「01」「02」「03」「06」「24」「28」「30」ボ「16」「20」で、1等は「該当なし」だった。
1個目は「23」・青
前回から連発した。本数字7回目は「28」と並びトップ、実に44%の出現率を誇る。
2個目は「09」・青
2回ぶりで3回目の摘出。
3個目は「21」・べ
3回ぶりで4回目の摘出。
4個目は「16」・青
3回ぶりで3回目の摘出。セットではボーナスから連発。
5個目は「06」・黄
これも3回ぶりで3回目の摘出。セットでは本数字連発。
6個目は「05」・赤
9回ぶりで4回目の摘出。「06」と連続数字になった。
7個目は「13」・黄
12回ぶりとご無沙汰。2回目の摘出。
ボーナス1個目は「34」・黄
本数字5回待ち。ボーナスでは3回目。
ボーナス2個目は「08」・緑
本数字2回待ち。これもボーナス3回目。
出目全般では、1桁3個・10番台2個・20番台2個の出目で、本数字合計が93と下から2番目に低い結果となった。「23」が連発して7回目となる一方で、「13」が12回ぶりでようやく2回目の摘出を果たした。また、ロト7未出現数字の「18」「37」は今回も出なかった。
売り上げは前回比1億1500万円減の19億円台。20億円を割ったのは第2回以来で低迷ぶりが際立つ。この結果、1等は1口出て賞金は2億6千万円弱。もし2口出ていれば前回賞金をも下回るとこだった。
どうして20億円を下回る売り上げにもかかわらず、1等が出てしまうのだろうか?たまたまの偶然?それとも本当に攻略されたのか。37個の数字から7個を選ぶ組み合わせは約1000万通りあるけれど、ロト6より6個も少ない数字から選ぶそのやり方に、数学的な理屈を超えた”何か”があるのかも知れない。