ロト6 「呪いの数字」による2等の悲劇!

ロト6 海外ドラマ「LOST」呪いの数字と一致した2等には、本当に「呪い」がかけられた結果に!

2021年2月16日更新

 今回の結果は、え~っと、1等が3口出て1億3413万1500円か...2等が3,470口で5万7100円...3等が702口の33万8700円...?、ちょっ、ちょっと待てよ、2等が「さんぜんよんひゃくななじゅっくちぃ~?」じゃ、3等は万単位?いや702口?...なっ何じゃコレはっ!?

2012年9月6日 ロト6第691回
第1 第2 第3 第4 第5 第6
04 07 08 15 16 42 23
販売額 2,830,927,800円
1等 3口 134,131,500円
2等 3,470口 57,100円
3等 702口 338,700円
4等 25,913口 8,000円
5等 407,943口 1,000円
キャリーオーバー 0円
実際の還元率 51.34521268963482%

 だいたい2等がたったの5万円で、ボーナス「23」を外してしまった3等の方が33万円ってのはいったいどういうことか!?...最初はスポーツ紙や雑誌などが予想した数字が当たったのかと思ったが、それにしては2等に対して1等や3等が少なすぎる。はて?...実は2等が外した数字は「07」であり、選んだ数字は「04」「08」「15」「16」「23」「42」だったのだ。

 なぜか?その理由は、この6個の数字は人気の海外ドラマ「LOST」に出てくる謎の数字であり、登場人物の一人がこの番号でロトくじを当て億万長者になるというストーリー。ただし、後に数々の不幸に見舞われたことから「呪いの数字」とも呼ばれているのだった。ドラマはこの2年前に終わっていたが、ドラマの熱心なファンがこの数字の組み合わせで買い続け、それが少なくとも3,470人もいたという訳だ。

 実際に2等に該当した多くの当せん者が「6個中5個にも的中しているから3等の賞金にしてくれ!」と願い出たそうだが、抽せん券の裏には注意書きとして「各等級間での重複当せんは認めないこととし、上位等級を優先することとします。」と書いてある。従って3等の賞金33万8700円を羨みながらも、2等の賞金5万7100円を受け取るしかなかったのだ。この件以降、抽せんルール説明時には上記注意事項を読み上げることになったのは言うまでもない。

 ところがである。この「LOST出目の呪い」はこれだけでは終わらなかった。この騒動の前の年、ドラマの本国アメリカでも同じことが起こっていたのだった。全米で人気の「メガミリオンズ」でのこと。年の暮れの抽せんでは、出目が「04」「08」「15」「25」「47」と「42」が出て、LOSTナンバーを継続買いしていた9,078人がノーマルボール4個とパワーボール1個に的中した。受け取った賞金は当時のレートで日本円にして1万2千円程度だったとか。ドラマの中では同数字で130億円もの大金を手にすることになっていたから雲泥の差である。

 これらのように、数字選択式宝くじは「自分で好きな数字を選べる」ことが魅力でもあるが、それが皆が選んでる数字とダブってしまうと的中した口数で割られてしまうことになる。できれば誰も選びそうもない自分一人だけの出目で上位等級を独占するのが理想。まれに2等でも1口だけになることもあるが、やっぱり狙うは1等の独り占め!これに尽きるだろう。