おいおい、いったいどうなっちゃってんだろう?...
スポーツ振興くじの”totoBIG”は、今現在で88億円以上のキャリーを積み上げているのに対して、ロト7といったら、やっとの事でキャリーした矢先に、1等が4口も出て折角のキャリーが水の泡。
totoBIGの全ての組み合わせは4,782,969通り、対するロト7は10,295,472通りある。単価は同じ300円で、1回の売り上げはBIGが平均で15億円前後、ロト7は同25億円である。
別の見方をすれば、BIGは14億円以上を売り上げれば理論上1等が出ることになり、ロト7の場合は30億円以上ないと1等が出ない計算になる。にもかかわらず、BIGはキャリーが積み上がり、ロト7はキャリーしては1等が出ての繰り返し。
この原因として考えられるのは、”同様な確からしさ”の入れ違いだ。あ、いや、かも知れない...
BIGの場合、同様に確からしくないくじ結果(試合結果)に、同様に確からしい抽せん(コンピューターがランダムに選ぶ)が行われており、しかも、コンピューターが全ての組み合わせを出すわけではない。
一方、ロト7では同様に確からしいクジ結果(理論的)に、同様に確からしくない抽せん(人間が予想して選ぶ)が行われており、たとえ重複する組み合わせがあったとしても、とんでもない出目など予想しない。
これを数学者から言わせると「何をバカな…」となるのだが、事実がそうなっている以上、結果としてコンピューターが0・1・2をクイックピックで選ぶより、人間が37個から7個の数字を選ぶ方が勝っているのは違いない。
もし、ロト7もクイックピックでしか買えないクジだったら、結果はもっと違っていたのかもしれないね。
さて、今回のロト7をおさらい。セット球は3回前に使用されたGセットが選択された。3回目の使用はロト7最多である。(Dセットも3回だが、内1回は大阪セット)過去2回の使用で「02」「14」「23」が連発して出現率100%。前回のGセット出目は「02」「10」「14」「17」「23」「28」「35」ボ「08」「29」で、1等は2口だった。
1個目は「36」・紺
前回の大阪から連発して5回目の出現。セットでは初摘出。
2個目は「29」・紺
7回ぶりで6回目の出現。セット初摘出。
3個目は「21」・紫
2回ぶりで5回目の出現。セット初摘出。
4個目は「17」・緑
3回ぶりで3回目の出現。セットでは連発した。
5個目は「24」・緑
4回ぶりで5回目の出現。セット初摘出。
6個目は「12」・黄
6回ぶりで4回目の出現。セット初摘出。
7個目は「31」・緑
15回ぶりとご無沙汰で3回目。15回前は同じくGセットだった。セット2回目。
ボーナス1個目は「20」・赤
本数字16回待ち。セットでは本数字未出現。
ボーナス2個目は「26」・黄
本数字6回待ち。同じくセットでは出ていない。
出目全般では、ロト7ではよく起こる連続数字が1組もない出目になった。連続がないのはこれで5回目で、連続数字にならない時は必ず1等が1口以上出ている。その他、前回からの連発が「36」、ご無沙汰数字が15回ぶりの「31」。また、今回もロト7未出現数字の「18」は出なかった。
売り上げは、前回のキャリーで3億5千万増の22億円。「はっはー、この程度の売り上げでは1等は出るもんか」なんて高をくくっていたら、結果1等が4口も出て、1口あたり1億3千万円台はロト7史上最低額を記録。昨日のロト6の1等賞金1億4千万円をも下回ってしまった。
一度に4口も出るとはね。これだと32億円のキャリーがあっても吹っ飛ぶ始末。やっぱりコンピューターに比べ、人間の英知の方が勝っているのかねー。普段はスマホに振り回されてるのに...