ロト6の1等配分がそれまでの28%から倍近い50%へとアップしたのが今から4年前の第1147回。それ以前は通常回で1等が出てしまうと間違いなくキャリーオーバーしなかったものが、それ以降は1等が1口のみなら数千万円のミニキャリーが発生するようになった。ミニキャリーでもキャリーはキャリーだ。次回は最高賞金が6億円までとなり、たとえミニキャリーであっても1等が1口のみなら賞金総取りの独り占めとなるわけだ。
今回のミニキャリーは第1147回以降としては過去最高の5684万9793円となった。ただ、これを上回る1億261万2262円という1億円台のキャリーオーバーが第1491回にあったが、これは1等2億円放出の余りとは別に2等「該当なし」のキャリーが加算されたものだ。逆に1等2億円放出後の最低ミニキャリーは第1468回の僅か272万9175円也。同じ通常回に1等1口でも、売り上げと5等口数によってミニキャリーの多寡は大きく変化するのだ。
さて、今年初の通常回となったロト6。今回のセット球は予想外男のキサイチ氏による予想外のEセットが選択された。第4世代では17回使用され「38」が6回出てトップ、「03」「20」「30」がまだ出ていない。前回のEセット出目は「08」「14」「15」「26」「37」「43」ボ「12」で、同セットでは「15」が連発中。1等は1口出ていた。
1個目は「32」・レッド
2回ぶりの出現。セットでは2回目の摘出。
2個目は「39」・レッド
4回ぶり。セット2回目。
3個目は「05」・オレンジ
3回ぶり。セット3回目。
4個目は「30」・パープル
16回ぶりのご無沙汰。セット初摘出。
5個目は「09」・パープル
これも16回ぶり。セット4回目とよく出る。
6個目は「15」・ブルー
7回ぶりは同セット3連発でセット3回目。今回は20番台が出なかった。
ボーナスは「11」・レッド
本数字2回待ち。セットでは1回だけ出ている。
気象条件は「低気温」「高湿度」「中気圧」の条件に。この条件に合致したのはボーナス「11」のみ。今回出ての合致はなく、2条件合致が「05」「09」「15」、今回出て2条件になったのが低気温で合うようになった「32」だ。
出目全般では、20番台が出ないのは14回ぶり、30番台で3個は9回ぶりとなる。新年になってから連続数字になりにくく、連続したのは4回前の2組だけだ。さらにこの3回は連続出現にもなっていない。一方で「09」「30」が16回ぶりのご無沙汰出現。また、この出目に4個一致した過去出目が第59回に1回だけあり、同じく通常回で「09」「15」「17」「30」「32」「41」と出て1等は3口も出ていた。
今年初の通常回となったが、売り上げは前回比1億円減にとどまる15億円台前半。通常回としては売れた方だ。20番台がなく30番台で3個はやや変則出目か。それでもこの売り上げで1等は1口出て賞金2億円放出。やや難しい出目は5等当せん口数も少なめで、残ったミニキャリーが過去最高額となった。これで次回の1等は3億円台の賞金となるが、もう1回キャリーして完全6億円チャンス!になればもっといいね。